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それでは最後に、重鎮塩崎さん率いるシーガルさんです。 いつもきれいなギターをいっぱい持ってきてくれるので、ありがたいっす!(笑。 まず最初は、なんと言っても今回の注目である12Fジョイントカッタウェイ!!! 3Fに上がってすぐのところがシーガルさんでしたが、一目でびっくら! 面白いものがある〜〜!と直行しました。仕上げ、作りとも大変上品で、丁寧です。 いつかこんなのも欲しいですね〜。演奏性はもちろん抜群に良いですが、スタイルも意外と まとまっていて、「かっこいい」です。昔コリングスに同じ事をオーダーして断られた人を 知っていますが、コリングスも受ければよかったのに…(笑。 アコあこさんがお弾きになっているのを横で聞いていましたが、やはりマーティン系の きらびやかな音のようでした。ようでした、というのはこのとき階下でブルーグラスの演奏が 始まっていて、実はよく聞こえませんでした(笑。当日は実のところほとんどそんな感じでした。 今回の音関連のインプレは、ぜひ斜め読みよろしくですw。 あ、トップはオーストリアスプルース、サイドバックはホンジュラスローズだったっけ。 |
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次にこの45スタイルの逸品です。実は試奏してません(汗。とても豪華なプリウォー仕様ですが、 そのせいかいつも誰かが試奏してました。今回Dは弾く機会がなかったです。というのも、 カントリー、ブルーグラス系の人たちがたくさんいらっしゃっていて、Dは引っ張りだこ(笑。 幸いフィンガー系のわたしとはバッティングしなかったんで、小型はたっぷり見て回ることができました。 そんな関係で、画像もD系はちょっとだけです(笑。 | |
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ここでも、新人ルシアーさんのご紹介です。 まずは高崎さんですが、この方の場合はそろそろ新人は失礼ですね。とんがりおしりのあのギター、 いまではすっかり高崎さんのトレードマークになっています。 今回お持ちになったのは、シダー/マホガニーの一本です。やはりとんがり(笑。 今回のは時にブリッジ形状が特徴的です。非対称系のなかなかかっこいいデザインです。 ローデンのスタイルにもちょっと似ていますが、ブリッジの長さや厚みなどは独自のアイデアが 組み込まれているようです。パーフリングは黄色く染めたバーズアイメイプルでしょうか。 細かい木目がとてもきれいです。画像ではよくわかりません(笑。ぜひ実機をご覧下さい。 実はこれもよくわからないんですがw、バインディングはジリコーテ!バックのセンターもそうです。 よーく見ると、指板の両サイドにもわざわざジリコーテw。ヒールキャップもジリコーテ。 凝ってるじゃないですか!これぞルシアーもののこだわりですよ。 サイドバックのマホガニーも、下の画面でごらんのように艶やかに光るいい感じのものでした。 | |
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ヘッドです。Kは白蝶貝。プレートはハカランダでしょうか?豪快な木目です。 少しだけ指板横が見えますが、ジリコーテとはわからないと思いますw。画像ちっちゃいし。 ペグ配置はオーソドックスなもので、安定したデザインです。ペグボタンは最近人気の エボニーですね。ローズとかもあるそうですが、実物はまだ見たことないです。 | |
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音の方は、シダーの暖かさの中にキラキラっぽいかんじが混じる、反応の良い印象です。 マホガニーはよく「暖かい」感じとか丸いイメージと書かれていることがありますが、 よく乾いたマホは高音の切れの良いきらびやかなものが多いです。このギターもその辺りの マホガニーの良さと、シダーの音の特徴をうまく生かしたもののように思いましたです。 | |
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次に、塩崎さんちのもう一人の制作者、浜本さんのギターをご紹介です。 実はこれが初めての自分ギター〜〜!だそうです。もう思いっきり凝りまくり(笑。 まさにショーモデルですw。まずはそのスタイルですが、カッタウェイなどは無しのオーソドックスな スタイルで作られています。ところが、そのバインディングとかパーフリングとか、いや、これは インレイと言うべきか?木象眼のありったけをやってみました、という感じですね。コリコリ! ボディのバインディング、というかパーフリングが色が違って見えると思いますが、まさにいろんな 部材がはめ込まれていて、写真の関係ではありません。口輪もご覧のようにスポルテッドメイプルと その他いろいろを手彫りで!はめ込んだそうです。とぎれてるところなども、ちゃんと手彫りw。 また、指板の端っこ、4.5.6弦部分は四角くへこませてここにもスポルテッドメイプルを。 でも切り取るのではなくて、指板自体は繋がっています。ブリッジはM.Shiozakiにも見られるような アッパー側にもアールのついた、ごく最近流行のスタイルです。フィンガー系に多くなってきましたが 音にどんな影響があるのか聞きたいところです。今度もし機会があったら塩崎さんに聞いてみよう! | |
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バックは一見ココボロに見えるのですが、聞いたところ「パヤングです」 はい??? なんですと〜〜?? パヤング? …ってなに??? 焼きそば??? 「取引先の材木屋さんが、面白いのがあると持ってこられました。」とのことです。またまた新しい 新材ですか…w。あくまで予想ですが、ココボロのお仲間のような気がします。ダルベジアとは近い 親せきか何かでしょうか。木を見る限り、ココボロと区別は付かなかったです。自分ちにあるのに…。 | |
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ヘッドとヒールです。 ヘッドどうですか!こってます。穴あいてます。木は何でしょう?ハカのサプでしょうか。 これまた豪快な材ですね〜〜。指板賄はこれまたパヤング???裏も貼りがあって、豪華です〜。 ヘッドの形もかっこいいですが、お風呂に入ってるときに浮かんだそうですw。 ネックヒールは非対称。少しもとを削ってあって、演奏性をよりアップさせる意図ですね。 バインディングはやはりサイドも凝っていて、なにやらいろいろとりどりです。 | |
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パヤングには名前にびっくりさせられましたが、ココボロも高価になりつつある昨今、 こうしたギターに使える材がでてくるのは喜ばしいことです。 音ですが、なかなかきれいなきらびやか系で、倍音も十分あるように感じました。うまく作って ある印象です。パヤングは…よくわかりませんw。機会があれば、じっくり聞いてみたいと思います。 さて、浜本さんの次のはどんなのができてくるのでしょう。インレイというか、この際アートワークと 言っちゃいましょう!ご本人は大変そうでしたが(笑、観客としてはとても楽しみです! |