ハモジャンさんの45 ハモジャンさんのD-45

D-45

ハモジャンさんのD-45です。本鼈甲のピックガードになって、風格があります。
新しいグローバーに替わり、アタマもすっきり!です(笑。
1972年製とのこと、驚きです!なぜかというと、68年より45は再生産されますが、
正式には69年から。本数はごく少なく、70.71と製作はしますがちょっとだけでした。
72年は、69のたった3年後なのですよ!微妙なパーフリングの違いなどはありますが、
ラインとしてはほぼ69のままでしょうから、入手できるレベルではほぼギリギリかも!
いまでは69なんて、300万円クラスですから…。


D-45 Back

D-45バックです。なかなか真っ直ぐなイイローズですね。
当時よく見られた、やや黄色みがかった感じのロースのようです。
ただ、他のモノより濃い筋の太い、質の良いものに見えますね〜。
このあとアコースティックギターは隆盛を極めますが、10年ほどで
凋落し、いまのビンテージギター偏重?の流れを作ってしまいます。
いわばこれは、マーティン絶頂期の逸品といえるでしょう。

Head

新旧のヘッドの画像です。新しいグローバーがピカピカです!
縦ロゴマーティンは憧れですねぇ。
わたしは現行機種なら42なんかで良いかと思ってます。
45はやっぱり高いしね(笑。
この頃のロゴは、いまのとちょっと文字の太さなんかが違います。


ピックガード

いつ頃なんでしょうか、かなり古い時代に変えられたように見えます。
鼈甲のものでは、石川鷹彦市のが有名ですね。
もちろん、28ならクラレンスホワイトのが世界で一番有名?です。
あれも、じつは日本人からもらったものをつけているそうです。




ロゼット

45のロゼット〜!キラキラしてますね!
この頃はもちろんソリッドシェルで、きれいな模様の貝を
揃えるのに大変だったはずです。オリジナルの45は噂では
日本製の貝を使っているそうですが、いまとはかなり感じが違いますね。
貝そのものの幅や、回りのウッドトリム(細い木の部分ね)が
現行とは違っています。この頃(72年)は、どこの貝なんでしょうね。

ブリッジ

この辺りは現行と全く変化は無さそうです。ピンはやはり45らしく、貝が入ってます。
木目や色を見る限り、シトカではないようですが
イングルマンかジャーマンかはちょっと画像ではわかりませんね〜。
木目も良く詰まっていて、いい材料選んだことがわかります。
72年当時は、やはり最高機種の最高価格だったので気合いが入っています(笑。

エンドピン周り

噂では、本来のオリジナルと区別するため?69タイプのこの部分は
2重のラインで縁取られていましたが、その後オリジナルと同じこのような
つながったものに戻されました。オリジナルのパーフリングは、
ウッドの縁取りになっており、部分的には幅の狭いところもあって
現行とは少し雰囲気が違います。このモデルではほぼ今のものになっていますね〜。



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