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ネック側をのぞかせていただきました。中はシェラックで軽く塗装。1番のバックのブレイスは見たところかなり軽めです。
全体的にRを描く細身の三角断面形状になっています。
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特徴的なピックガード。デザインもオリジナリティあふれるもので、面白い形です。
先にも書きましたが、トップに埋め込まれていてPGとしての厚みがありません。トップ振動をできるだけ妨げない工夫でしょう。
使われている材はこのギターに多く見られるパドックと、スポルテッドメイプルでしょうか。トカゲはエボニーかな?
ロゼットは赤と黒の木の小片を細かく合わせたモザイクで、手の込んだものですね。
全体的にとても美しいものになっています。
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サイド側を見ました。特に強いサイド補強はありません。というのも、実はこのギターのサイドはラミネート化されているのです。
ご存じのように、これは材を単板同士で合わせて強度を増し、強いサイドにすることでトップとバックをしっかり受け止める工夫です。
非常に手間、コストのかかる方法ですが、これまでいろいろご自身でも研究を重ね今回新しく取り入れられた手法です。
ところでスギクラフトさんの定番ですが、非常に美しく仕上げられたフレットですね。いつも驚きです。
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さてこちらは同時にお持ちになられた別のデザインモデルです。こちらも凝ったPGの杢象眼です。
基本的なボディシェイプは同じで、材やちょっとしたデザインの違いです。
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カット部分も同じく、丁寧な仕上げ。いわば17Fジョイントに、プラスしてコンターカットですから21Fもらくらくです。
それにしてもトップ材、いいなぁw。
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ブブリッジも同じくハカランダ。なかなかいい音のしそうな形です。ウィング部分のカットも、ブリッジ自体動きやすくするとともに
デザインにも一役買っている感じですね。ブリッジピンは象牙です。
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ブースの様子です。ちょうど小松原氏が来て、非常に熱心に見ておられました。プロの目はまた私とは全く違う方向から見ているのでしょう。
試奏中、何度もチェックを繰り返していました。ところで真ん中のはコンパクトなOOクラスのマホガニーモデルです。
これもなかなかいいギターでした。これから新しいラインでJ、Dなどにも展開する予定とか。たいへんに楽しみです!
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