フェス/その2

いきなりですが、その他の気になるところはお終いでございます(笑。
ここでは、大西さんのギターの紹介をします。
ご自分で設計し、製作までやられている方なのですが、Xファンブレイシング
(オレ命名/笑)の実機が今回完成したとのことなので、もんのスゴイ期待を持って
フェスにやってまいりました!結論から言うと、「イイ!」ということです。
もちろん、大西さんが上手く作られたのが最大の要因ですが(笑、
フィンガー系のギターとしての可能性はかなり大きいと思いました。
その辺りをぼちぼちと…。あ〜、この写真でギターを持ってもらっているのは
manzo_fさんですね〜。ありがとうございます!
   
やっぱり写真が良くなくて申し訳ないのですが、今回お持ちになったうちの
シダー、マダガスカルローズのモノです。カッコイイ!まさにフィンガー系のボディですね!
今回の2本は、Xにファン系のブレイシングを組み合わせることで、反応の良さと
音の良さを狙ったものだと思います。元々音量は減る傾向にあると思っていましたが、
やはり爆音というわけではありませんでした(笑。まぁ、もともと狙いが違うし(笑。
で、狙い通り倍音やレスポンスの良さは随所に見られましたし、何より私はその高音弦の
響きの感じにすごく感動しました。なんというか、リバーブのかかったエコーのような音が
でるのです。できたばかりでギターそのものが落ち着いていなかったのでしょうに、
生まれて2日目であんな音がでるとは(笑。いいですね〜。
シダーの音もちゃんとしてましたよ、大西さん。 それと、作るのも大変でしょうが
ベネチアンの曲げは、なかなかの職人技ですね〜。すごいです。
奇麗なマダガスカルローズの木目が印象的です。
そういえば、当日のライブの岸部さん、住出さん両方ともマダガスカルでした。
なんか今のうちなんでしょうかねぇ。そのうち高価な材になって、おいそれと使えなくなりそうです。
ローズのバインディングやウッドのパーフリングも、落ち着いていてイイですね!
自分でやるときもローズかコアがやりたいです。あ、自分で作るってことじゃないけど(笑。
ボディは典型的なフィンガー系で、トップの面積はそれほど大きくありませんが、
ボディ厚はDよりやや少ないか同じくらい、というところでしょうか。
ブリッジはハカランダですが、非常に目の細かい美しいモノでした。
サドルにご注目。ほぼ5mmほどある幅広で、しっかりホールドすると共に
ピッチコントロールの幅も大きく取れますね。近年はオープンチューンが多いので、
この辺りの設計は重要だと思いますし、さすがです。 マイク乗りも良さそうです。
こちらは材違いの同設計?です。フローレンタインになってますが(笑。
中身はほぼ同じとおっしゃってました。こちらはスプルースで、耳馴染みのある音になっています。
サイドバックは奇麗なキルトマホガニー!ひょっとしたらブレイシングにはマッチしているのかも。
こちらも質の良いハカランダブリッジです。サドルの幅の広さがわかるでしょうか?
ボディは、うちのとは違って非常にバランスの取れたデザインです。うちのはアッパーを
意図的に小さく、ボトムを大きくしているのでケツがでっかいです。左右非対称だし(笑
どちらのギターも12Fに奇麗なインレイが入っていますね。

今回ギターを弾かせていただいて、いろんなアドバイスをいただきました。ありがとうございます。
まだまだ自分では変えるところがあって、たとえばブリッジはピンレスにしよう!とか(笑、
トップのサブブレイシングの角度とか、ブリッジの形状でXにどのくらいかぶらせるだとか
サドルの幅も広く!どの程度トップを締めるかなど、考えることがいっぱいです(笑。
もっとも、「誰にやってもらうか」も大問題で、今のところ「自作」が最有力というのは
実は最大の問題なのかも知れません(汗。 あ、費用もね〜〜(笑。
ここでちょいと当日の様子など。
これは、ライブが終わって抽選の時の会場の様子です。
かなりの盛況で、ネットでお名前を拝見していた方々など、多くの方とお会いできました。
マンゾーさんとは始めてお会いしましたし、ギターは相当の腕前と聞きました。すごい!
スタッフの皆様には本当に感謝しています。いろんなアコギ関係イベントでは
スタッフになる方が兼任で(笑、あっちのイベントでやったかと思えば今回はこっち、
なんてことがしょっちゅうです。その上お仕事も、となると大変なのは明白ですね〜。
少しはお休みになれたでしょうか。T.Nakagamiさんも、大阪まで遠征いただいてましたし
前田さん、おとまるさんを始め関係者の皆様には本当に感謝、感謝です。

お〜っと、緑の矢印は塩崎さんですね〜。出展者の皆様も、ご苦労様でした!
次回もまたすばらしいギターをお願いいたします! 買えないけどね〜〜(泣
最後に押尾さん(笑。マァ、時間的にも最後だったんですけどね(笑。
今ではメジャーの星!で、ご来場直後より女性に囲まれ大人気でした。
もっともアコフェスの哀しさか?(笑、オッサンの方がもっと多いという
なんとも哀愁漂う状況ではなかったかと…(笑。女性少ないもんな〜〜〜。
見ていた限りでは、押尾さんはスギさんのギターを抱えたまま、ずっと弾いていたようです。
もっともその後はたくさん弾かれたのでしょうが、私たちはちょうど19:00頃
失礼いたしましたので、その後はちょっとわかりません。噂ではずいぶん長い間
会場はにぎわっていたようですし、その後も皆さんどこかへ流れて行かれたようです。

こんな感じでギタオタにとっての贅沢な一日が終わったわけですが、
いろいろと刺激を受けましたしやるべきこともいっぱいです!てなわけで、
takaさん、manzo_fさん、mifuさん、一日ありがとうございました!